GAME
About
普段と変わらず、部活動は終わる。
幽霊部員が多く、教師含め3人しかいない美術室で、顧問が手を鳴らした。
生徒が何事かと見つめる中、顧問の男は怠そうなにやけ顔を浮かべ、気紛れに課題を告げた。
“今日から1週間、自分以外の人間の手をスケッチして来てくれ”、と。
勿論、それはありふれた課題だったのかもしれない。
けれど、その課題をきっかけに、運命が突き動かされた者が、確かにいた。
Character
来栖 妃花
本作の主人公。
美術部に所属する高校2年生。
とにかくスケッチするのが大好きで、寝る間を惜しんでスケッチに励んでいる。
背が高く、気怠げで、クールな印象を周囲に与えているが、実際は天然な一面もある。
兄の桄とは仲が良い。
※下記の絵のモデルは全て同一人物です。下記の絵は体験版が出てから立ち絵に変更されます。
周防 結樹
美術部に所属している後輩。
油彩画、水彩画を中心に取り組んでおり、休日には街や自然に足を運んで、目にした風景を絵にしている。
背が高く、つり目がちなため、怖そうに見えるが、実際は低姿勢で礼儀正しい。
美術部には新入生歓迎会で妃花から勧誘を受け、入部した。
東 絋汰
妃花の同級生。
趣味はドラムを叩くこと。
見た目こそ軟派な感じがしてしまうものの、性格は至って真面目。
元々軽音楽部にいたが、退部し、今は帰宅部となっている。
席が姫花の隣であることから、よく姫花に話しかけている。
来栖 桄
姫花の兄。
職業は小説作家。
趣味は読書と日記を書くことで、実は旅行するのも大好き。
誰にでも優しく、滅多に怒ることはないのだが、相手を気にするあまり、悩みを内に抱え込んでしまうことが多々ある。
姫花の夢を応援したいと思っており、そのための努力、出資は惜しまない。
姫花の幼馴染である七瀬にだけはやけに当たりがきつい。
志倉 鷹司
美術部の顧問。
元々登山が趣味なこともあり、休日にはそれなりの山に行き、テントなどを張って天体をスケッチしたり、彫刻を彫ったりしている。
かなりの気分屋で、その日の気分によって授業を自習にしたり、真面目になったりする。
左手の薬指をとある出来事をキッカケに欠損しているのだが、欠損に関して、本人はさほど気にしていない。
小鳥遊 飛鳥
妃花の同級生。
写真部に所属しており、風景写真の撮影を専門としている。
常に前髪で両目を隠しており、おどおどしがちなことから内気な印象を受けるが、実際は明るく、人当たりも良い。
甕谷 湊
妃花の近所に暮らす男の子。
現在、中学一年生。
最初は妃花と同じく、絵を描く道を志していたが、今は演劇に興味を持っており、美術係になりたいと思っている。
ずっと妃花が傍にいたせいか、妃花に恋心を抱いている。
右手に生まれつきある茶アザがコンプレックスになっている。
現在、中学一年生。
最初は妃花と同じく、絵を描く道を志していたが、今は演劇に興味を持っており、美術係になりたいと思っている。
ずっと妃花が傍にいたせいか、妃花に恋心を抱いている。
右手に生まれつきある茶アザがコンプレックスになっている。
七瀬 悠真
妃花の幼馴染。
放送部と演劇部を掛け持ちしており、放課後に備えて授業中によく眠る。
明るく、人望もあるのだが、ややウザさが滲んでおり、そこが玉に瑕。
幼稚園の頃から、妃花の傍におり、七瀬は妃花一筋なのだが、告白するたびに振られている。
ちなみに、右手に手袋をはめている。
About
“あなたはお腹の中にいた時、その背中に翼を背負っていたのよ”
それは幼い頃、誰もが母から聴かされる思い出話であり、鏡の前で肩甲骨を摩っていた子どもたちは、大人になるにつれ、それを嘘だと思い込むようになっていく。
しかし、彼女は知った。存在さえ信じていなかった「鳥」と呼ばれる翼の生えた人間が、この世に存在することを——
Character
サチカ
本作の主人公。
就職に失敗し、派遣で働きながら生活をしている24歳。
どこにでもいる普通の若者で、将来に漠然とした不安を抱えながら日々の忙しさに追われている。
???
翼の生えた男の子。
ある出来事をきっかけにサチカの家で暮らすことになる。
アキオ
サチカの派遣先の先輩社員。
笑顔が爽やかな好青年で、多くの女性社員が彼を狙っていると噂される。
後輩のサチカを振り回しながらも、面倒見はいい。